久遠(くおん)という言葉には「ある事柄がいつまでも続く」という意味があります。
久遠が求めているのは「自分のことは自分で決められる環境」であり「何度でも失敗を繰り返えせる環境」そして「お互いを思いやり尊重しあえる環境」この三つの環境が、日々の生活の中で当たり前のように存在する社会の実現です。
そして、その環境がなくてはならないと感じられる社会になるまで活動を続けていく!という強い意志と思いを込めて「久遠 =cuwon=」と名付けました。
私たち久遠は、あなたの難しい選択に共に向き合い、あなたなりの正解に辿り着けるまで共に寄り添い続けます。
「自分のことは自分で決める」と言うことは、一見「すきなようにやる」や「自由にできる」とか、とても簡単そうに感じられる方が多いのではないでしょうか?
でも本当の意味での「自分のことは自分で決める」という行動は、すごく難しかったりするのです。
例えば「〇〇してもいいですか?」と人に尋ねることってよくありませんか?
この「してもいいですか?」の言葉のチョイスの裏には、「断られないように」とか「失礼にならないように」といった無意識のうちに防御策的に使っているのでは?と思うのです。
もしも尋ねた相手に断られた場合は、諦めなくてはならなくなります。
でも、捉え方を間違えた方の中には、断られたことで気分を害する方もいらっしゃるかもしれません。
「そんなことは屁理屈だ!」と思われるかもしれませんが、訪ねた時点での決定権は相手にあるということ、そしてそれは自分で決めているのではなく、相手がどうするのかを判断したということになると思うのです。
また了承を得たとしても、これもまた決定したのはあなたではなく、その相手が「いいですよ!」と承諾をしているのですから相手が決めているのです。
この「〇〇して」の〇〇の部分が、相手の所有物である場合を除いても「テレビを見てもいいですか?」「お手洗いに行ってもいいですか?」など、このように知らず知らずのうちに、自分以外の人が判断して決定したことを実行する環境が当たり前になっているのです。
どうすればこのようなことを回避できるようになり、自分のことは自分で決められるようになると思われますでしょうか?
それは、知らないうちに誰かに依存してしまう環境があるのに、それを回避する環境がないのであれば、あえて「自分で考えて自分で決めることの出来る環境」を作るしかないのではないでしょうか?
そして、この様な環境が幼少期から身近にあるからこそ、「自分のことは自分で決めるこ」ことが当たり前に存在する社会が形成されていくのだと思っています。
今の時代はネット社会の著しい成長と共に、非常に多くの情報が溢れいます。
でも実際には、それだけ多くの情報が存在してても、いざなにか問題が起こった時には「正解か?不正解か?」とか「成功したか?失敗したか?」などの、これまでと同様に白か黒といった2択にまで絞った結果だけが求められていることに、「多様性って言っていたのじゃないのか?」と違和感を感じてなりません。
もちろん、場合によっては正解を選ぶことや成功させることだけを、重要視することも大切かもしれませんが、上手くいかなかった時でも、そのことを諦めることなく問題点や修正点を見つけることができ、かつ再チャレンジするプロセスが存在するのであればいいのではないでしょうか?
そうとはわかっていても、実際には「失敗したくない!」って思っちゃいますよね。
では、失敗を繰り返すことができない本当の理由は、なんだと思われますか?
それは幼少期から身を置く環境で、繰り返し行われてきた経験による影響が大きいのかもしれません。
例えば、点数や成績などに対する評価によって、叱ったわけでもなく、よかれと思ってかけた声かけが原因だったといったという事例もありました。
そう思うと「失敗したくない!」「間違うのはダメなこと!」と思ってしまうことも、あなたの気持ちがどうこうという話ではなく、これまでの環境によってもたらされたことなので仕方がないことなのでは?と思います。
だからこそ「何度でも失敗を繰り返すこと」ができるように、折れない心を育てようとするよりも「失敗できる環境」を構築することの方が重要です。
大切なのは「お互い様」ということです。
人はもともと捉え方や考え方が違うのは当たり前です。
だから、一緒に過ごせていることの方が奇跡だと考えると「お互いに違う」ということを前提に物事を捉えなければならないのではないでしょうか?
「失敗できる環境」にも通じることなのですが、一方通行の思いやりは受け取り方次第では「押し付け」になりかねません。
また尊重することも同じく、一方通行の尊重には「自己犠牲」があるからこそ成り立ってしまうことがよくあります。だからどちらの場合も一方通行では、いずれ破綻するということになるのです。
「お互い様」というのは、どういう状況のことだと思いますか?
それはあなたが相手のことを思っているのと同じぐらい、相手もあなたのことを大切にしてくれていると感じられているのかどうか?ということです。
大切な人だからこそ適切な距離感で、お互いに気持ちの良い関係性が存在することが、望ましいのではないでしょうか?
家族だから、子どもだから、友達だから、上司だから…
立場の関係ではなく、一人の人間同士としての関係性が大事なのではないのでしょうか?
まずは自分自身を大切にすることからスタートしてみてく下さい。
なぜなら、あなたがあなた自身を大切にする距離感を、あなたなりに理解していなければ、お相手とのちょうどいい距離感を保つことができなくても当たり前だからです。
少しでも良い関係性を構築するためには、もっとかしこくなりましょう!
このようなことを伝えると「自分は頭が悪いから…」とか「時間がないから…」などと言い訳されてしまうのですが、かしこくなるために「勉強をして下さい!」「本を読みましょう!」と言っているのではありません。
知らないことを知ろうとするだけで、かしこくなることができます。
だから、知らないことやわからないことを「知らないままにしない!」というだけです。
その知らない・わからないことをそのままにしないお手伝いを、久遠ではサポートと言う形であなたなりの解決策が見つかるまで寄り添い続けます。
団体名 | 久遠 =cuwon= |
所在地 | 〒622-0213 京都府船井郡京丹波町須知鍋倉7 |
電話番号 | 050-7116-0066 |
メール | |
営業時間 | 9:00〜16:00 |
定休日 | 日曜・祝日 |
久遠をご支援いただく方法には、下記の3つの方法がございます。
寄付や助成などでのご支援はもちろんのこと、それ以外にもリアル対話会などを開催するための会場やエニースクールのまなび舎。
他にもあなた自身が持つ専門職などの知識や経験をまなびのアップデートのためにご指導いただくという形でのお力添えなども協働事業としてのご支援となります。