親の気持ち

 

今回もまた久遠の対話会にご参加いただきました方から、様々な考え方や捉え方を聞かせていただき、もっと深掘りして考えていかないといけないなぁっと、思ったことを記録として残しておきたいと思います。

親としてのなんとかしたい思い

いつも同じような事を言ったり聞いたりしているはずなんですが、いつも以上に強く感じたことがありました。
それはお子さんが学校に行けなくなった時に、親として何をどうすればいいのか?ということが、わからずパニックに近い状態になられているということ。

これは親が無知だからとかではなく、ネットや書籍も含めどこかに相談してみたり、その方にとって最大限の情報収集も行われていた方であったのでより強く感じたのかもしれません。

では、そんなに頑張って情報収集されているのにも関わらず、納得のいく状況に至らないのはなぜなんだろう?と…
でも、きっと上手くいかない理由があるはずだと…

一概に言えませんが、一般的に物事が上手くいかない要因として考えられるのは、スキルや知識不足、計画の不備、あとは過度なプレッシャーやストレスなどと言われています。

そのことからしてもご自身で出来る限りの情報収集をされていることから、前者ではないということはわかります。

確かに学校にも行けなければ、わが子はどうやってこれからの人生を過ごしていくのだろうかと…心配になってしまいますよね。そしてその思いが強くなるにつれ、不安が募り過度なストレスとなってしまうのも納得です。

そう考えると冷静に判断できる状況でないのは一目瞭然であり、親御さんがよかれと思って行っている言動や行動の中身が、先走ってしまっていることが多いのもこれもまた腑に落ちました。

きっと「一日でも早くなんとかしたい!」そんな気持ちの表れなんだろうなと…

私達が考える問題解決の定義

では、その様な状態になった時に、どうすればいいのだろうか?ということを幾つか上げてみますので、ご自身でもピンと来たことは試してみていただけると良いかと思います。

1.子どものよい行動だけを見つけようとしてみる。

2.家の中では好きなように過ごさせ、子どもの行動をよく観察し、子どもの言動・行動への理解を深めようとしてみる。

3.子どもからの要望がない限り、親からは声をかけない、誘導しない。

4.もしも、度が過ぎた行動を家の中で行ったとしても、怒るのではなく冷静に問いかけてみる。

5.子どもからの相談やお願いに対しては、親がその価値を決めずに一旦受け止めてみる。

6.子どもからみた家庭内でのルールや役割に対し、矛盾がないかを見直し一貫性を保てるようにしてみる。

7.子どもは大人の行動を観察し学びますから、子どもにとってのポジティブな行動を、親自身がモデルとなって提供してみる。

いかがでしょうか?
どれかやってみようかな?とか、腑に落ちた内容はございましたでしょうか?

上記の7つの項目は、必ずしないといけないことではありません。
あくまでも、参考程度にお試しになっていただければ幸いです。

 
最終更新日:2023/09/08(金)22:21

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